モテることって、よく考えたらそんなに嬉しいことなの?
「人生にはモテ期が3回ある」みたいなのを聞いたことあるけど、私には1回も無かった(笑)
昔、こんなコがいた。
そのコは顔がメチャクチャ可愛く、「100人が見たら100人が可愛い!」って認めるんじゃないかって思うぐらい、とにかく顔が可愛いコがいた。悔しいけれど、認めざるをえないレベルだ。(く、悔しい〜!)
ただ、このコの性格が良ければ、同性として悔しくは思いつつも、やっぱり憧れの念をいだいたと思う。
がしかし、残念というか何というか、実際このコの性格はあまり良くは無かったと思う。(婉曲して言ってます(笑))
まず、「自分で自分が可愛い」ということを確実に自覚してました。
まぁ、散々周りからの可愛い!可愛い!の声を浴びるように聞いてたら、やっぱりそうなっちゃうのはしょうがないとは思うんですが、とにかく自分の可愛さを鼻にかけているのが伝わってきました。
しかし、ここまでは割りとよくある話かもしれません。問題は、ここからなんです。
そのコの親。親もこれまた性格が「おいおい(笑)!」みたいな感じでしたね。なぜ?って、だってね、「私の娘、すごくモテるのよ〜。」ってそのコの同級生や保護者に平気で言っちゃうんですから(笑)
えぇ、確かに、確実に事実ですよ、そりゃあ。
でもね、私、当時から、この自慢は自慢になるの?って疑問だったんです。
確かに人から、異性から好かれることは素晴らしいことかもしれませんよ。ただ、自分が好きじゃない人(異性)から好かれることって、そんなに嬉しいことなんですかね。
モテるっていうのは、自分が好きでない人から好かれる、ということでもあると思うんですよ。
モテない私の僻みと言われたら、それまでですけど…。
で、別に顔の可愛いさを親子で誇らしげにされるのはいくらでも平気なんですが、この親子、やっかいだなと思うのは、他人の学校やその他のことにまでチクリと嫌味や批判みたいなのを言ってくることもあったのです。
私もその対象に(少しですが)なったことがありましたね(笑)
まぁ、かなり昔の話なんで、言った方はとっくのとうに忘れてると思いますけどね。
ただ、やっぱりこういう何でも「私が1番なの!」っていうヤツ(このコ場合、顔は確かに超絶可愛いが、他は別に十人並みだと私は思う)はどこにいてもおかしくはないですし、他人の大なり小なりの悪口を言っては、自分が相手より、より優位に立とうとするヤツはいるものです。
私は幸いなことに今のところ、このコ、この親子ほど腹立つ人には会ったことないです。
でもね、もしこういう人にあっても、気にしない方がいいです。気になるぐらい腹が立ったとしても、意識してでも気にしないこと(笑)
こういう人間は相手にほんの少しでも、それが塵ほどであっても、悪く言うための「材料」があれば、とことんそこを攻め込んで言ってきます。それを言われた方が気にしたら、「あ、コイツ気にしてんだな」とそういうとこだけは妙に察知して、もっと手を替え品を替えやってくる可能性があるからです。
それに、やっぱり何だかんだ気にしない人の方が強いし(そりゃそうだ)、気にしない人の方が人生も上手くいってるように思います。
なんか話が「モテる」から逸れましたが、とにかく、年取ってくれば価値観も変わってくると思うし、「モテる」の魔法は、せいぜい20前後ぐらいまでですよ。
その当時は、私も若かったから、やっぱり外見の華やかなコは凄く羨ましかったですよ。イライラもしましたよ。
でもね、年を重ねてきた今思うのは、外見は「身なり」さえきちんとしていればOKで、はっきり言って仕事や結婚において強力な勝負材料にはならないと思います。
これは私が知っている超絶美人をみてもです。(私の周りに限ってで、なおかつかなりデータ数が少ないので、あんまりアテにできないかもしれませんので、体験談レベルだと思って下さい)
若い時にチヤホヤされた人って結婚願望強かったり、条件にこだわる割りにはナゼか結婚に縁遠かったりして、「あの時のあなたの誇らしげなオーラはどこに行ったの?」って思ってしまうような人が、私の知っている限りでは何人かいます。
年を重ねてくると、案外地味な女性がジワジワ人気でてきたりもします。
何に価値を見出すかは人それぞれですし、大人になってくればだいぶ価値観も変わると思いますし、大人になって自分や他人の外見に強くこだわるのは、芸能人でない自分からしたら「?」って思ったりもしてしまいます。私が自分の外見をブラッシュアップするより、美味しいものが好きなせいかもしれませんが…。
ちなみに、先ほどの親子、どちらも今どうしているか全く知りません(笑)
まぁ、あれだけ高飛車だったから、その後どうなったのか私としては気になってしまうのですが、知ることはないまま終わりましたね。
ただ、私が勝手に推測するには、今の彼女たちは周りに掲げた理想からは程遠いんじゃないかな〜、と余計なお世話ながら思うのです。